頑張れ、離島の漁業!!
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作成日時 : 2008/07/17 14:22
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7月4日の本欄で、燃油の高騰が離島に大きなダメージを与えていることをお伝えしました。7月15日には、全国の主要17漁業団体が一斉休業をして、燃油急騰による漁業関係者の苦境を訴えました。島情報をお伝えしている当ブログとしては、声を振り絞って離島の漁師さんたちに声援を送りたいと思います。
本土の漁師さんたちも大変ですが、離島は海に囲まれた小さな地域ですから、漁業やそれに関連する産業は、本土よりはるかに大きなウェイトを占めます。最近は離島でも第3次産業の就業人口が第1次産業より多くなっているところが多いのですが、経済全体に占める漁業の重要性は本土より格段に大きいのです。
どの離島でも燃油高騰以前から漁獲量の減少、魚価の低迷、後継者不足などに苦しみ、さまざまな経営努力で今日まで持ちこたえてきたのです。そこに逆噴射のように激しく攻め立ててきたのが今回の燃油高騰です。因幡の白ウサギではありませんが、まるで火傷の皮膚に塩水をかけられるような、あまりにも思いやりのない仕打ちで、島旅人の私としては居ても立ってもいられない気持ちです。
原油高騰の原因は各方面で議論され、ほぼ原因はわかっています。しかし、どうすることもできないという、政治の無力に誰もが怒っているのです。その雰囲気を察知したのか、民主党が、7月9日長崎県五島列島の五島市で、「次の内閣」の公聴会を開きました。それを伝える朝日新聞によりますと、6日に梅雨明けした五島市はこの日朝から太陽が照りつける快晴。「島からはじまる日本の抜本改革」という横断幕を掲げたホテルの会場には、住民500人が詰めかけたとあります。
公聴会のテーマは「医療、ガソリン、漁業用燃油、農林水産」。党幹部は漁業用燃油高騰分の補填、農漁業の所得補償制度などをアッピールし、五島出身の衆議院議員も「地方の暮らしを守るよう頑張りたい」と、決意を語っていたそうです。もともと、現政権与党の支持者が優勢な地域でしたが、もはや政党に関係なく、政治の力を今こそ発揮してもらいたい、と島民は必死です。私たちも心から声援を送りましょう。
上は公聴会の行われた五島市の海の玄関福江港、下は五島列島を囲む魚影濃い海。美しい光景だが……
翌7月16日の各紙朝刊は、軒並み前日までとは比べ物にならないぐらい小さなスペースの扱いで、全国一斉休業でも市場に大きな混乱はなかった、みたいな論調が多かったのには、心底失望しました。事前に宣言しての一斉休業で、しかもたった1日ですから、全国の市場から魚が姿を消すなんて、誰も思ってやしませんし、そんなことは漁業関係者の目的でもありません。どうしたら多くの人に、現在の漁業の窮状に切実な関心をもってもらえるか、そして早急な打開策が打たれることを願っての行動だったのです。報道はそれに応え、大きな社会運動にもり立てていくことの第1歩を踏み出さなければならないのではないでしょうか。
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