修学旅行は隠岐へ。島巡り隠岐連載は本日更新しました!!
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作成日時 : 2008/06/19 12:26
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今日は中学生の修学旅行先として最近隠岐島が注目されているというお話と、ボンビバン「ゆっくりと島巡り」の隠岐編第11回掲載のご案内です。では、順を追ってお話します。
6月2日の毎日新聞(島根版)に、「隠岐を訪れる修学旅行生が激増」という記事が掲載されました。これは、島根の方にも大切なニュースですが、むしろそれ以外の地域の人、特に教育関係者にとって大切な情報ではないか、と思いましたので、かいつまんでご紹介したいと思います。なお、写真は中学生も感動した隠岐の美しい風景を4点ほどご覧いただきます。
隠岐島、島後(どうご)の隠岐島町は7〜8年前から「修学旅行はぜひ隠岐へ」と誘致活動を積極的に続けてきました。その地道なPR活動が功を奏したのか、昨年までは年間2、3校だったのが、今年は6校が決まり、来年は7校になる見込みだというのです。1年で倍ですから“激増”には違いありません。しかし島旅人の私からみると、すいぶん少ないんだなあという印象を受けます。
素晴らしい隠岐・島後の自然−1:これは有名な「かぶら杉」のある山道です。西郷港から車なら10分ほどの距離に緑深い素晴らしい自然があるのです。
この隠岐修学旅行を決めたのは、主に大阪の中学3年生だそうです。大阪の中学生ならもっともっとたくさんの学校が来てもよさそうですが、東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンの魅力のほうがまだ強いのでしょうね。でも、昨年から急に増えだしてきたということは、評判がどんどん広がっているのでしょうね。そりゃ考えるまでもなく、「ディズニー」よりも「ユニバーサル」よりも、立派な大人になるなら「隠岐」がいいに決まってます!!
これは今後につながる期待のもてる兆候で、大いに歓迎したいものです。そして旅行の時期は、今は5、6月に集中しているそうですが、秋の隠岐の魅力を訴えれば、施設やスタッフの不足解消にも役立ち、学校数の増大にも貢献するでしょう。
旅程は大体2泊3日で、そのうち必ずホームステイが1泊あるのだそうです。都会育ちの子供たちが、ホームステイ先の家族と一緒に農作業や漁、牛の世話などを体験するのです。これはいいプランですね。そのほかに、磯の観察、無人島体験、エコツアー、黒曜石の矢じり作り、釣り、地引き網、バナナボート、シーカヤック……など盛りだくさんのプログラムが用意されているそうです。「黒曜石の矢じり作り」なんてなぜ? と思われるでしょうが、その理由は後ほどご案内するボンビバンの「ゆっくりと島巡り」隠岐(11)をご覧いただくと判明いたします。
素晴らしい隠岐・島後の自然−2:これは島北部の白浜展望台付近の山道です。はるか眼下に美しい白浜海岸を見下す、見事な木々と美しい草花に縁どられたこの道を歩けば、都会育ちの子供たちは雄大な自然の魅力と、ここに命を授かった人間のしあわせをしっかりと胸に刻むことでしょう
もちろん、いくつか解決すべき問題もあるようです。たとえば、引率の先生の事前学習の不足、自然体験の少ない先生とプログラムを組む旅行会社との食い違い。それに加えて、生徒数が多いときは1校200人を超えるのですが、ガイドやスタッフなど受け入れ側のことを考えると、100人ぐらいが限界ではないか、などなど。
新しいことを始めると、どんな分野でも克服すべき難題が出てくるものです。関係者はぜひ小異を捨てて、大自然を子供に体験させる、という大目標のもとに各分野が一致して協力していただきたいと思います。
毎日新聞松江支局長、松本泉さんの記事は次のような感動的な報告で結ばれています。
「隠岐への高速船でひどい船酔いになり“二度と来ない”と言っていた子が、山頂から日本海をながめたとき“帰りたくない、ずっとここにいたい”と話してくれました」
素晴らしい隠岐・島後の自然−3:白浜海岸。海に迫る崖とさまざまな形をした岩、そこに打ちつけて白く砕ける波。見つめていると時間の経過が分からなくなるような自然の豊かさが感じられます
不肖島旅人・船木は、今の子供たちの育つ環境でいちばん不足しているのは、「自然」だと思っています。教育上のいろいろな技術や方策は、専門家が考えているようですが、「うん、これだっ」と納得できるものには、なかなかお目にかかりません。
それよりも私が懸念するのは、都会の子供は朝目が覚めた時から寝るまで、見えるものといえば、コンクリートの建物、舗装された道路、たくさんの車、満員電車ばかりであること。家ではテレビがつけっ放しで、ゲーム機やケータイが遊び道具で……。このような環境に置かれた子供が、精神の健全を維持して生きていくのは、とても困難ではないのかと思うのです。
離島は、子供たちに自然の偉大さ、厳しさ、豊かさ、美しさ、貧しさ、苦しさ…、さまざまな姿をありのままに見せてくれます。子供たちは人工的な手の加えられていない自然から多くのものを受け取ることでしょう。それがきっと一生にわたって大きな精神の支えになるはずです。大阪の中学だけではなく、中国四国九州地域の中学の隠岐修学旅行がもっともっと増えることを祈りたいと思います。
素晴らしい隠岐・島後の自然−4:南西部の都万(つま)の海。島前の島々にもっとも近い穏やかな海は、島後水道の荒波を越えてくる舟人たちをやさしく迎えてくれる天然の良港でした。海岸には美しい松並木の「屋那の松原」や、舟の集合住宅「舟小屋群」もあります
次は今日の第2テーマ、ボンビバン「ゆっくりと島巡り」の隠岐連載のご案内です。今日19日木曜日、隠岐島連載(11)(色文字列をクリックすると該当ページが開きます)が掲載されました。今回は水若酢神社の隣にある「隠岐郷土館」で出会った、隠岐島と島根半島本土を結ぶ縄文時代の海上航路を、丸木舟を作って実際に航海した、教師11人の感動的な話から始まっています。中学生の修学旅行プログラムには、この航路で運ばれた隠岐特産の黒曜石で、矢じりをつくる体験も組まれています。
そして、隠岐の島前からいちばん近い港であった都万での体験記には、夜の海の「ウミホタル」観察、朝の「屋那の松原」散策などを、都万の美しい景色の写真と合わせて掲載しています。ぜひご覧ください。
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