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夏は北海道の島へ。沖縄のガイドさん(?)と新造船がお迎えします!!

<<   作成日時 : 2008/06/17 11:26   >>

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 先週は2回にわたって、私の勝手な基準で選んだ奥尻島8大モニュメントをお届けしましたが、お読みいただいた方はきっと、この夏は北海道の島に行くぞ〜、なんて思われたはず、と期待しております!! そこで今日は北海道の島旅にちなんだ話題でご機嫌を伺います。なんか落語家みたいな物言いですね、悪しからずしばしお付合いを。

 5月下旬のいくつかの新聞で「北海道の夏は沖縄バスガイドの案内で」という見出しを掲げた記事が目にとまりました。ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんね。この見出しを見て、不肖私、島旅人は“こりゃ何のこっちゃ”と思いました!!
 5月28日の日本経済新聞が伝えるところによりますと、沖縄の那覇バスが、女性バスガイド8人を北海道の宗谷交通に派遣する契約を結んだ、というのです。派遣の期間は6月1日から9月30日まで。この期間は沖縄では団体客が少なく、逆に北海道の利尻島や礼文島は大繁忙期なのです。私も8月下旬に行ったことがありますが、そろそろ観光客も少なくなったころかなという予想は大ハズレ。有名スポットの駐車場は次々と押しかけてくる大型観光バスで大混雑でした。
 なるほどそうか、季節要因の調整で沖縄と北海道が協力するということだったのですね。

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礼文島北部の澄海岬の海です。深く切れ込んだ入り江の海は、取り囲む岩肌と木々の緑が映りこんで、日本最北地の海とは思えないほど柔らかな美しさに輝いています


 なるほど、これはなかなかの“妙案”だ、と思いました。しかし、観光ガイドという仕事は地域密着型業務の典型ですからね、担当地の自然や歴史など基本的な知識を身につけるだけでも大変です。そのあたりはどうするのか、ちょっと気になります。
 日本経済新聞には、
「派遣するのは宗谷バスの利尻島、礼文島の両営業所。ガイドは1ヵ月前から両島の観光案内を学習。現地での実習を経て、2〜4時間の観光コースを担当する。車内では沖縄から派遣されたことを乗客に明言するという」
 とあります。そうでしょうね、ある程度の専門的訓練を受けなければ、お客さんが納得できるガイドはできませんもの。ところで、沖縄本島は島の分類では本土4島と同じで、離島ではありません。しかし、沖縄県にはたくさんの島が集まっています。そういう点では他の地域のガイドさんよりも適任かもしれませんね。それに、あらかじめ沖縄のガイドさんであることを明らかにすれば、北と南の島の違いや共通点が話題になって、かえってお客さんは喜ばれるかもしれません。

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利尻島の姫沼からみた利尻富士。この美しい山が頂上までの全貌を見せることはなかなかありません。しかし、雪をいただいた富士山の美しさが格別であるように、雲に顔を隠したといった風情の利尻富士もまた味わい深いものです。頂上が見えないのは本当は非常に悔しいのですが…!!


 最近のガイドさんは、みなさんきれいな標準語を主体に話され、ときどきサービスとして土地の言葉を使う、という形式が主流ですが、利尻や礼文の説明を沖縄言葉を交えて聞けたら、楽しいでしょうね。これは案外いい効果があるかもしれません。
 那覇バスはこれまで、沖縄県内での派遣実績はあったそうですが、県を越えての派遣は今回が初めてだそうです。成果があれば今後は他のバス会社へのガイド派遣も検討する、といっているそうです。成功を祈りたいと思います。
 この島ブログでもしばしば申しておりますが、離島は本土の観光地に比べて基礎情報が少ないので、島の旅ではバスガイドさんの説明はとても貴重です。ツアーに参加されれば当然ガイドはつきますが、自由な個人旅行の場合でも現地でぜひ観光バスをご利用され、ガイドさんの案内に耳を傾けることをお勧めします。

 そうそう、利尻・礼文といえば、3月12日に「利尻島、礼文島航路に5月1日から新造船就航」(色文字列をクリックすると該当ページが開きます)を掲載しました。その後、気にはしていたのですが、南の島に出かけたり、東北の桜を撮影に行ったりしているうちに、すっかり後日談をお伝えするのを忘れておりました。近ごろ物忘れがひどくて困っております。まことに、スミマセンでした!!
「ハートランドフェリー」に確認しましたところ、第1便は間違いなく5月1日7時30分、礼文島に向け、稚内を出港したそうです。新造船の名前は「サイプリア宗谷(CYPRIA SOYA)」。同社の説明によりますと、礼文島にだけ育つ花として有名な「レブンアツモリソウ」の学名「CYPRIPEDIUM(サイプリペディウム)」と、国・地域名の「IA」を結びつけた造語です。船体のカラーは、同社のコーポレートカラー「濃藍色」と、北海道の鮮やかな朝焼け・夕焼けをイメージした「茜色」。3月の事前記事と少し総トン数や速度が違っているようですので、あらためて基本データをもう一度お知らせしておきます。
・全長:95.7メートル/船幅:15メートル/深さ:9.95メートル/総トン数:3,555トン/航海速力:19.6ノット/旅客定員:夏期600名、夏期以外475名/車輌搭載能力:8トントラック21台、乗用車:55台

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利尻礼文航路のエース、新造船「サイプリア宗谷」(提供:ハートランド)

 なお、新造船就航にともない、稚内港の新フェリーターミナルも完成し、5月12日にオープンしました。稚内市のマリンタウン・プロジェクト(MTP計画)の北埠頭緑地化計画によって、中央埠頭に移転し新しく建て直したのですね。なおこれにともない、フェリー乗り場も中央埠頭に移転しましたのでご注意ください。

 またまた、思い出したことがあります。奥尻航路に就航しているフェリー2隻もデザインが新しくなったのです。まず4月1日から「ニューひやま」が船体のメインカラーを黄色にした新デザインとなりました。この黄色は夏の奥尻島海岸に咲くエゾカンゾウからイメージしたものだそうです。続いて4月17日からは「アヴローラおくしり」も、ブナ林が紅葉したときの色彩、オレンジを船体メインカラーに変更しました。

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奥尻航路のフェリー。左は「ニューひやま」。右は「アヴローラおくしり」(提供:ハートランド)

 利尻礼文航路では沖縄のバスガイドさんと新造船が、そして奥尻航路では新デザインの船が皆さまをお待ちしております。この夏はぜひ北海道の島にお出かけください。大変混雑しますので、ツアーもフリーも早めにご準備、ご予約を。

ハートランドフェリー株式会社
公式ホームページ:http://www.heartlandferry.jp/

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
8月後半か9月初めに利尻、礼文に行くことに決めた。新しいフェリーも楽しみだしね。日程に余裕ができたら、奥尻島に寄ってみるよ。
ムネオ
2008/06/18 13:16
ムネオ様
大変素晴らしい決断です。ぜひ奥尻島にも回ってください。写真を撮られたら、ぜひ私宛に送ってください。
島旅人・船木
2008/06/19 12:36
利尻富士っていえば、あの白いチョコレートの包装紙で有名でしたね。あれもやっと復活してよかったけれど、これを機会にこの夏は利尻島にぜひ行こうと思います。
甘党
2008/06/20 17:14
日本人の心のふるさとへ旅する・・
ハートランドフェリー
絶対に私は乗ってみたい・・・ハートランドフェリー
その先には素敵なユートピア・・・ハートランドフェリー
一度行ったらきっと帰りたくない・・ハートランドフェリー
なぜか、そんなふるさとが見える・・・
稚内慕情
唖キラ
2008/07/01 18:46
唖キラ 様 ハートランドフェリーの関係者が大喜びしそうな歌ですね。しかし稚内から利尻・礼文の航路は、夏は特に素晴らしいですよね。ぜひこの夏、皆さんもお出かけください。
島旅人・船木
2008/07/01 18:56
花の浮島、という言葉に魅せられて礼文、利尻に行ってきました。
滅多に姿を見せぬという利尻富士は2日間共に優麗な姿で歓迎してくれました。
残念ながらアツモリソウの時季は終わっていましたが、紺碧の海にうみねこ、かもめの飛ぶ姿に心がほっとしました。
帰りは新しいフェリーにも乗って大満足の旅でした。バス停で売っている、うにの軍艦巻きすしにソフトクりームはお勧めです。
オリーブ
2008/07/02 09:57
オリーブ様 お久しぶりです。相変わらず行動派ぶりを発揮されているようで何よりです。利尻富士が2日間とも綺麗な姿で、というところが悔しい〜なあ。私はまったく頂上を見ることができませんでした。コメントを拝読して、すぐにでも羽田から飛び立ちたくなりました。
島旅人・船木
2008/07/02 14:33
先日新聞で北海道の支庁名から「檜山」が消えるという記事を見かけました。フェリーの名前はどうなるんでしょうか? 
桐生
2008/07/02 22:52

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