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奄美諸島、南の3島での出会い(1)〜徳之島の牛

<<   作成日時 : 2008/04/17 14:59   >>

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 徳之島、沖永良部島、与論島の島紀行は、ボンビバンの「ゆっくりと島巡り」でご覧いただくことになるのですが、これから何回かに分けて、紀行のプロローグとして、また内容先取り案内としていくつかの話題をお届けします。
 今日は「牛」です。「牛肉」じゃありませんよ、徳之島の闘牛の「牛」です。闘牛といえば「島巡り」では隠岐島の「牛突き」をまもなく紹介する予定です。隠岐の牛突きは、承久の乱で破れ隠岐中ノ島に流罪となった、後鳥羽院をお慰めするために島人が始めたものだと伝えられています。
 徳之島の「闘牛」は、もう500年をはるかに超える長い伝統的な島のイベントです。徳之島では牛は元々は黒糖の生産に欠かすことのできない、貴重な「労働力」でした。そして、牛にとっても人間にとっても厳しい労働を「癒す」ものとして、また「豊作」を祈る祭事的行事として始まったのが、「闘牛」の起源だといわれています。まあ、農作業が一段落した時のささやかな娯楽という面もあったでしょう。
 隠岐では、勢子(牛の綱持つ人)が綱を最後まで離さずに闘わせますが、徳之島では鎌で鼻綱を切って、牛を(自由に)闘わせます。そして戦意を喪失して後ろを向いたほうの牛が負けになるんですね。こういう形式は日本では徳之島だけだそうです。
 闘牛大会は1月、5月、10月の年3回、全島一決定戦大会が行われますが、このいわば本場所のほかに、年に20回ほどの大会(地方場所)も開催されているのだそうです。1トンクラスの巨体を激しくぶつけ合う闘牛は、勢子、観客が一体となって、手に汗を握り血を湧き立たせて、大いに盛り上がることでしょう。闘牛場は島内13ヵ所にあります。今回は残念ながら観戦出来ませんでしたが、島のあちこちで牛の姿を見かけました。
 やはり、闘牛の島だけあって、多くの家で牛が飼われ、とても大事に育てられているのです。ところで闘うのは雄の牛だけです。雌は繁殖用以外は適当な時期に(!?)出荷されます。牛肉になってしまうんですね、かわいそうですが仕方がありません。
 さてこれから先の詳しい情報は、ボンビバンの連載に譲り、今日は徳之島で出会った牛君たち3頭をご覧いただくことにしましょう。え〜、念のために付け加えておきますが、闘牛の牛は歳をとったりケガをして闘えなくなっても、“食べない”のだそうです!! 家族同然、家の宝なのでしょうね。

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牛舎につながれた若い牛。多くの家でこのように牛が飼われています。じっと見つめても怒りません。愛想はよくないのですが、次第に可愛らしく見えてきます

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観光バスから偶然見た散歩中の牛。これで800kgクラスだそうです。横綱級は1トンを超えるそうですよ。本当に、大きな宝物ですね。オイシソ〜なんて思わないでくださいね!!

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この牛は横綱を何頭も輩出している福田さんという闘牛名家の名牛です。優に1トンを超える巨体。この牛の体だけではなく、目の玉もタンも、いや失礼、舌も水をかけて丁寧に手で洗うのです。そしてもちろん全身をブラッシングして磨き上げます。う〜ん、さすが王者の風格が漂う立派な牛ですね

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