奄美諸島の南の3島に行ってきました
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作成日時 : 2008/04/16 16:07
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4月10日から徳之島、沖永良部島、与論島の3島に行ってきました。今ならまだ暑くもないし、梅雨入り前、これ以上はない絶好の時節とばかり思って出かけたのですが、無情にも連日曇天、時々雨。期待は完璧に裏切られてしまいました。旅では「晴れ男」が自慢の私だったのでありますが、今回は汚名を頂戴するしかありません。奄美諸島の南の島といえば、もう沖縄のすぐ手前、目に堪えられないほどのコバルトブルーの海に白い砂浜、とこなければ絵にならないのに……、と涙ぐんだのであります。
まず鹿児島で、徳之島便の飛行機は予定時刻には飛ぶけれども、着陸できない可能性があり、その場合は鹿児島、もしくは福岡に戻ることをあらかじめ承知する人しか乗ってはいけない、なんていわれちゃったのです。墜落するよりは戻ったほうがいいけれど、それから先の予定はいったいどうしてくれるんだ、といささか天気の仕打ちに腹が立ちました。しかし、空港や航空会社が悪いわけではありません。まあ、案外無事に行くかもしれない、と気を取り直して、飛行機に乗り込みました。
離陸すると、海が見えたのはほんの数秒ほど。あとは雲ばかり。どうすればこれほどの雲を生産できるのかと不思議になるほど、見えるのは360度分厚い雲ばかり。1時間ほどして徳之島に近づき高度を下げて行くと、海面が見えてきました。南国の4月の海とは思えないほど、どす黒く重そうに海面がうねり、霜降りの肉のように所々で波が白く砕けています。見るからに風が強そうです。
うん、これでは着陸出来なくても仕方がない、命は大切だ、なんて諦め始めていると、飛行機はどんどん高度を下げ、窓からは岸に波が打ち寄せて高くしぶきを上げているのがはっきりと見えてきました。どうやら機長は着陸を決断したようです。そして、機体を子供の大げさなイヤイヤそぶりのように揺らせながら降下し、やがてゴツゴツンと鈍い音を立てて、機体の脚は滑走路をしっかりと踏みしめました。逆噴射の轟音がこの時ほど頼もしく感じられたことはありません。じつに見事な着陸でした。感動しました。
飛行機の着陸に感動するなんて久しぶりです。昔なら客席から大拍手が起こるところです。しかし、今日の乗客は離島のフライトに慣れているのか、あるいは肝っ玉がすわっているのか、何事もなかったかのように平然としているではありませんか。心をざわつかせたのは私ただ一人のようです。少し恥ずかしくなりました。
そして、徳之島空港の強風を全身に受けとめながら、思いました。たとえ曇天でも雨でもいいではないか。南国の島の絵葉書的な美しい景色は、いつでも見られる。むしろ、こういう悪天候時の海や山を撮った写真のほうが、意義深いのではないか、ネットで見ていただく方々にとっても新鮮かもしれない、と。
皆様、私も馬齢を重ねて、わずかばかり利口になったのですねえ !! というわけで、近日中にボンビバンの「ゆっくりと島巡り」で連載を始めます。開始時にはご案内申し上げますが、あまり見慣れない曇天の南国の風景に、乞う、ご期待であります。
飛行機の窓から見た徳之島空港付近。岸に激しく打ち砕ける波を見て、着陸は無理かもしれない、と諦めかけました
しかし、なんとか無事に着陸。空港ビル脇のヤシの木がこんなに揺れています。この時期になんでこんなに強い風が吹くのか。私の行いが悪いせいかもしれない、と反省しました
徳之島で有名な「ムシロ瀬」という海岸。面白い岩がたくさんあるのですが、ご覧ください、この波を。まるで台風のように岩に噛みついています。しかし、これはこれなりに感動的な景色ではないかと思いましたが、いかがでしょうか
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