島暮らしブログ

アクセスカウンタ

ゴマフアザラシ、北海道北部の日本海で急増

<<   作成日時 : 2008/03/26 15:05   >>

トラックバック 0 / コメント 2

 東京の多摩川に、アゴヒゲアザラシの「タマちゃん」が出没して話題になったのは、もう6年ほど前の2002年のことでした。そういえばあの子はいったいどこへ行ってしまったのでしょうねえ。
 ところで今日は、北海道北部の日本海で「ゴマフアザラシ」が急増しているというお話です。タマちゃんも可愛らしかったのですが、ゴマフアザラシも実に愛嬌のあるカワイイ容姿(?)をしています。思わず「ゴマチャ〜ン」と呼びかけたくなるくらいです。

画像

どうです? 可愛らしいでしょう。このゴマチャンは北海道・利尻島の仙法志海岸の先端部の囲いの中で飼われていたアイドル・ゴマフアザラシです

 そのゴマフアザラシ君たちなんですが、近年なぜか日本海側で急に増えて、潮がひいた岩礁などに数百頭も乗り上げて、毛を乾かしたり、気持ちよさそうにウタタネなんぞしている姿が目につき始めています。網走市のNPO法人「北の海の動物センター」が2003年から毎冬2〜3月に、北海道内の25地域で生息状況を調査しているのですが、焼尻島、礼文島、稚内など日本海のどの地域でも著しく増加しているそうです。彼らは本来、氷のあるオホーツク海にいるのが普通なのですが、日本海で増えている原因はまだはっきりしていません。温暖化による流氷の減少なども影響しているのではないかといわれています。

画像

礼文島の先端部付近の海で見かけたゴマフアザラシたちです。これを撮影したのは2006年夏ですが、それからどんどん増えているのだそうです

 問題は彼らの旺盛な食欲です。タラやカレイ、サケ、ニシン、タコなどが好物で、1頭が1回の食事で5キロ前後も食べてしまうのだそうです。しかも、定置網や刺し網を壊して、中の魚を食べてしまうので、漁業関係者は非常に頭を痛めています。
 もちろん、彼らを駆除するには北海道の許可が必要です。これまで駆除申請したのは2004年と05年にオホーツク海側の羅臼漁協だけでしたが、06年には焼尻漁協、07年には日本海に面した道南の島牧村も加わり、今年は3漁協・自治体が申請しています。 もう、カワイイなんていっていられる状態ではなくなっているのですねえ。
 しかし彼らは警戒心が強いし、銃声が聞こえると一斉に海に入って逃げますから、駆除はなかなか思うようにいきません。それに漁師さんも人間ですからね、出来れば駆除ではなく、うまく共生できる道があればいいが、と思い悩んでいるのです。動物との共生はほんとに難しい問題です。
(アザラシはベーリング海やオホーツク海を中心に北の海に分布する海に棲む哺乳類で、ゴマフ、ゼニガタ、クラカケ、アゴヒゲ、ワモンのアザラシ5種が、2003年の鳥獣保護法改正で保護動物に指定されています。)

画像

利尻、礼文島周辺の海は美しくて、天敵もいない、しかも餌となる魚が豊富、というアザラシが棲むには理想的な環境なのです

テーマ

月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL


コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
どんな動物も自分が生きるためには食べなくちゃならない。そこで人間とぶつかってしまうなら、譲り合うしかないのでしょうね。各地のシカなどもそういう代表例でみんな困っています。同じ地球に生きるものとして、なんとか共存できるようにしたいものですね。
ユコポン
2008/04/05 06:53
かわいい、だけでは済まない、ってのは悲しいですね。でも、アザラシは何度見ても体つきといい、目の表情といい愛くるしい。今ドイツで白熊の子供が受けてますけど、北極では彼らは、アザラシの子供が大好物。だから私は白熊を愛せない…。でも、白熊もかわいいんだよね、困っちゃいますね、ほんとに。
アイミノ
2008/04/18 18:42

コメントする

ニックネーム
本 文