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佐渡の「亀」たち〜30年ぶりの佐渡島〜中村編集長佐渡島訪問記

<<   作成日時 : 2007/09/20 12:52   >>

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 この夏、ボンビバンの中村編集長が、ゴージャス(!?)な長期休暇をとられると聞き、島旅人は早速、
「編集長、そのうちの2、3日を割いて佐渡島に行ってくださませんかねえ。お得意の渓流釣りを兼ねていかがです、佐渡はいいですよ〜」
 なんて頼み込んだのです。というのは、島旅人は佐渡には2度行っているのですが、諸々の事情が重なって、尖閣湾あたりから北には行っていなかったからです。中村さんに何とか佐渡の北の海の2つの「亀」の写真を撮ってもらいたい、という魂胆でした。というわけで、今日は中村編集長佐渡第1信です。なお、釣りについての報告は、編集長ブログの「佐渡の渓流(フライフィッシング)」をご覧ください。
 http://bonvivant-editors.b.bv-bb.net/200709/article_1.html
 また、佐渡の花についての「佐渡で出会った花たち」もご覧ください。
 http://bonvivant-editors.b.bv-bb.net/200709/article_3.html

佐渡の「亀」たち〜30年ぶりの佐渡島〜ボンビバン中村昇編集長佐渡島訪問記

 初めて訪れたのは、新潟港からのジェットフォイルが就航した年だったと、当時同行した妻はいいます。調べてみるとジェットフォイルは1977年5月就航ということです。その年の夏休みに佐渡に渡っていることになります。
 ただ、高速艇には時間が合わなかったのか、従来からあるフェリーに乗って、両津港へ向かいました。運転免許は持っていたものの、まだ車に乗る生活をしていなかったのにレンタカーを借りて、島内一週をした無謀な26歳の私でした。

 今回は、自分の車をフェリーに乗せて、直江津港から小木港へ渡りました。島では林道にはみ出した草や木にこすれるのも平気で、走り回ったものの、その90%は渓流釣りのためで、歴史観光は一切なし。自然観光としてわずかに、最北端の島を見に行ったくらいでした。

 海からしか見えないという大ザレの滝は、今回も見られなかったのですが(滝の上にかかる海府大橋から海を見た写真でもその落差はわかります)、その手前の道路のすぐ脇に、涼しげに空から水をしたたらせる無名の滝がありました。5万分の1地図には滝のマークがあるものの、観光ガイドにはどうも載っていないような滝で、泊川が海に注ぐために断崖にできたものだと思われます。橋から見ると飛沫がかかりそうなほどで、水量はそれほど多くないのか、断崖を白糸のように伝って落ちています。それがまた小気味よいのですが……。

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          立派に見えますが、無名の滝です


 このあたりまで来ると、断崖がそのまま海に落ちているような地形が多くなり、残念ながら渓流釣りには適さない川ばかりになります。
 さらにそこから細い道が続いて、海面の高さに近づいていくと、最初に見えるのが「大野亀」、さらに進むと賽の河原への入り口の集落「願」に入る分かれ道があります(「賽の河原」については「編集長ブログ」で)。そこからは草原のドライブが少し続き、また樹木が見え始める頃に2匹目(2,3匹目?)の亀がいました。「二つ亀島」です。

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     上が「大野亀」、下が「二つ亀」


 海に亀、と来ると当たり前のようですが、じつは「亀」とは「神」のことらしいのです。佐渡の、というか日本の古い地名には、アイヌ語(というべきか縄文語なのか)に由来するものが多く、「亀」も、「カムイ」「カミ」と同義で、「神様の宿る場所」とのことです。
 大野亀は半島(陸続き)ですが、二つ亀は島で、こちら側は環境省認定「日本海水浴場百選」にも選ばれている海水浴場で、干潮時には島へ歩いて渡れます。二つ亀島は佐渡最北端に位置することになり(その北にもいくつかの岩礁はありますが)、この3つの亀たちは、初秋にはまだ、北の地というイメージを裏切って、明るく涼やかにその姿を見せていました。

 30年前にも来た場所ですが、その風景は、すでに記憶から消えてしまっていました。それは、「賽の河原」の情景についてもいえることなのですが……、それでも行ったことは覚えていて、行けば、かすかに蘇ってくるものがあります。それを今現在の旅情と呼ぶのか、過ぎ去った日々への旅愁なのか。次いつ来られるのか、ではなく、次いつ来るのか、という意志がなければ旅はできないとしみじみ思いつつ、そこに日常との違いを見つけていました。
 こんな空気の中で3つもの亀(神)様にお願いすれば、希望もきっとかなうに違いありません。
「どうか大きなイワナが釣れますように!」
――でも、この後はもう佐渡でロッドを振る時間はなかったのです。オオッー神よ!

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 中村さんの写真を拝見して、私も佐渡の亀の島を見に行きたくなりました。めったに行くチャンスがないですものね。ついでに編集長ブログも拝見しましたが、「ひれのきれいなヤマメ」は素敵でした。でも、このヤマメちゃん、中村さんは食べちゃったんでしょうか? それともリリースされたんですか?
旅好きマ〜サ
2007/09/26 15:07
大野亀も二つ亀も、ずいぶんリアルな形をしていますね。緑に覆われた部分に対していい具合に岩肌が見えているのも本当の亀のようです。これなら確かに神様がひそんでいそうな感じがします。
猿の島より
2007/09/26 15:58

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