島暮らしブログ

アクセスカウンタ

五島で“ネブタ祭り”〜「福江みなとまつり」

<<   作成日時 : 2007/08/08 14:37   >>

トラックバック 0 / コメント 11

 元祖ねぶた祭りの「青森ねぶた祭り」は今年も8月2日から7日まで行なわれました。今年も大盛況で350万人もの観光客が訪れたそうです。しかし、今日のご案内は青森とは遠く離れた長崎県五島市の“ネブタ祭り”です!!
 五島列島最大の島「福江島」では、毎年9月末〜10月にかけての2日間「福江みなとまつり」が行われています。今年は9月29日(土)、30日(日)です。1957(昭和32)年から始まったこの祭りの最大の呼び物は、なんと“ネブタ”なのです。

画像

            (観光協会のパンフレットから)

 青森では“ねぶた”と平仮名表記しますが、五島ではカタカナ表記です。このお祭りに“ネブタ”が登場したのは1977(昭和52)年からのことだそうです。
 私はこの五島のネブタに昨年5月末、まったく偶然に出会いました。「五島観光歴史資料館」を見学中だったのですが、そこの倉庫のような一室に、なんとネブタがあったのです。連れ合いは青森生まれですので、
「あら、なんでここに青森のねぶたがあるの?」
 と驚きの声を上げました!! 

 後日、お目にかかった五島市在住の歴史研究家、的野圭志(まとのけいじ)さんに、ネブタのことを伺うと、
「ああ、あれは私が提案して実行されたものなんです」
 と、いわれたので2度ビックリ。遣唐使の研究でもよく知られる的野さんとネブタがすぐには結びつかなかったのです。
「当時は福江にも大型店が進出してきまして、地元の商店街がちょっと元気を失いかけていたんですね。そこで、五島の歴史、伝説をテーマにしたネブタを作って祭りに参加したら、みんなの“眠気覚まし”(ネブタの語源といわれます)になるし商店街の体質改善にもつながるだろうと思ったのです。ネブタの製作は青森から、ねぶた師の第一人者、石谷進さんにお出でいただいて、直接指導してもらいました」
 実は、これが真実の五島ネブタの由来だったのです!!

画像


画像

  的野圭志さんと、初期のネブタ(的野さんの写真集「続・甦る五島の風土」から)

今からなら宿泊の予約も間に合うはずですので、ぜひ“五島のネブタ祭り”にお出かけください。五島市ホームページの「福江みなとまつり」はまだ準備中。昨年の模様はこちらです。

 なお、福江島訪問記はボンビバンで連載中ですから、ぜひアクセスしてください。
「ゆっくりと島巡り 五島列島・福江島」

テーマ

月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL


コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
日本には勢いの良いお祭りがたくさんありますが、中でも私が好きなのは、長野の「御柱祭」と青森の「ねぶた祭り」です。何というか人がトランス状態になっているというか、御柱祭なんかこの祭りで死んでも構わないって言う感じだし、青森のねぶた祭りは、あの音楽が和風トランスミュージックとでもいいましょうか、脳内からドーパミンが湧き出てくる感じがします。これぞお祭りですね。

掛け声の「ハ〜ラッセ!ラッセ!ラッセ!ラッセ!」は古来から正調ねぶたの掛け声として伝わるものだそうですが、有名な「ラッセーラ!ラッセーラ!」は元々女性用のもので、最近になって一般化したとか聞きました。私は「ハ〜ラッセ!ラッセ!ラッセ!ラッセ!」の縦ノリリズムが好きですね。
猿島人
2007/08/08 15:43
へぇ、ネブタの語源は「眠気覚まし」だったのですか?今日もひとつ勉強になりました。
うたねん
2007/08/13 14:06
長く続いて、もっと有名になるといいですね!
半蔵門
2007/08/13 16:22
 大学のコーラス部で歌った曲で、題名は忘れたけれど「ねぷたっこ 流れろ 豆の葉っぱぁ 取っちばれ」って歌詞があった。「ねぷたっこ」とねぶたはどう違うんでしょうね。その時クラブの先輩は「ねぷたっこって
いうのは灯篭流しの灯篭のようなもんだ」などと説明してくれたけど、その先輩は、東北地方とはまるで関係ない出身なので、本当にそうなのかなと今更ながら疑っています。
 それと青森のねぶたが平たいのは、街中の電線の下を通すためで、その昔は平たくなかったと、別の人から聞いたけど、こちらは素直に納得している。
 ところで島のネブタは平たいのだろうか?写真から想像するとやはり平たく見えるけどね。
 
トミ爺
2007/08/13 16:35
トミ爺様。大学時代に歌われたのは、弘前の「ねぷた」ですね。語源は「ねぷた=neputa」も「ねぶた=nebuta」も同じで、眠気を払うことからきているようです。「ネムの木の枝を折って川や海に流したのが始まり」ともいわれています。青森と弘前で発音が現在違っているのは、訛り方が違ったせいでしょう。
島旅人・船木
2007/08/13 17:42
トミ爺様。もうひとつお答えします。弘前の「ねぷた」は「扇ねぷた」といわれ、扇型の骨組みのねぷたに武将の絵を描いたものですから、縦長の形をしています。それに対して青森の「ねぶた」は、人形を組み合わせた組みねぶたですので、横長になったのだと思います。電線のため、高さを制限しなければならないから横長になったというわけではないようです。もちろん、電線にぶつからないように作るのは当然ですが。
 五島のネブタは青森譲りですから、これも当然ですが横長となっています。
島旅人・船木
2007/08/13 17:54
福江のねぶたはまだ見たことがありません。この秋は是非、出かけてみようと思います。ところで、祭りのきっかけは、福江の商店街を焼き尽くす福江大火で被災した地元の人たちが「青森のねぶたのエネルギーをもらおう」と復興のために始めた、と聞いていました。的野さんのお話の中に福江大火のことが一言あるとさらによかったなと、思います。






小倉のゆうさん
2007/08/18 07:11
早16年五島を離れて、ねぶたを見ていません。
見に行きたいです。お盆に五島へ帰省したんですが、五島の商店街のさびしいこと。あんまりいいことを聞かれませんが、ねぶたで吹き飛ばしてほしいです。
だりあ
2007/08/21 20:44
小倉のゆうさん
福江のネブタ、いいですよ。ぜひお出かけください。それから的野さんのお話ですが、少し舌足らずで申し訳ありませんでした。本編「ゆっくりと島巡り」の五島連載で、今後も的野さんに触れる機会がありますので、そこで少し詳しく紹介したいと思います。
島旅人・船木
2007/08/30 15:04
だりあ様
商店街、寂しかったようで、ご出身者としてはさぞお心残りのことと思います。福江島は本当にいい島で、その魅力が広く伝われば、もっともっと多くの人が関心をもち、訪問する方も増えると思います。島旅人・船木としても、なんとか五島告知のいいアイディアを島に提供していきたいと思っております。だりあ様もぜひご協力ください。
島旅人・船木
2007/08/30 15:12
感動した。
ゆうじ
2008/11/13 12:28

コメントする

ニックネーム
本 文